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2005年10月21日

シネマ倶楽部 樋口修吉



仕入のついでに帰りの電車で読もうと思って古本屋で購入した本。なにげに手に取ったのですが、結構あたりましたね。

10人の作家たちとは、ひと癖もふた癖もある以下の各氏。

船戸与一、大沢在昌、佐々木譲、宮部みゆき、志水辰夫
藤田宜水、北方謙三、夢枕獏、山崎洋子、逢坂剛


攻め手が各作家の皆さん、受け手が樋口氏の10人対局。それぞれが自分の好みの話題を決めて5本の映画についてのエッセイを書き、樋口氏が同じテーマで切り返す趣向となっています。

話題は、「忘れじのハードパンチャー5人 by 船戸与一」や「死んで絵になる男たち by 北方謙三」など、各氏のカラーが良く出たテーマ設定でなるほどと思わせます。

樋口氏は、「ジェームズ山の李蘭」などの小説でも知られる無類の映画マニア。10人がかりの乱れ打ちにも、それならばこう、そうきたらこう受けると見事なさばき方を見せてくれます。

個人的には樋口氏の博覧強記にも感心するものの、作家各氏の”映画の見方”が大変興味深く面白かったですね。テーマ設定にもその人なりのセンスが感じられますし、宮部みゆきのE.T.をめぐるスピルバーグ論なんかは、思わず”なるほど”とうならせる説得力。やっぱり、映画って観客それぞれが自分の感性を下敷きにして見るもんだなと再確認した次第です。

往年の名作・名監督・名優も盛りだくさんに登場し、オールドムービーファンにとっての貴重な参考書でもありました。
タグ:樋口修吉
posted by FROST at 01:10| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関係の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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