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2006年08月31日

ヒッチコックが映画になるらしい

キネマ旬報(9月上旬号)を買ってぱらぱら眺めていると、”およっ?”という記事が目に飛び込んできた。

”サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコックの若き日を描くサスペンス・フィクションが、来年1月の撮影開始に向けて準備されている”・・・・・。

題名は「Number Thirteen」。ヒッチコックの未完の処女作と同名ですね。ストーリは、その「Number Thirteen」制作をめぐるサスペンスらしいのですが、

あらすじがすごい。

”監督は映画のスタッフと三角関係になり(えっ?)、その相手が殺され(わおっ!)、編集者が殺人現場にいた監督の姿を目撃してしまう(・・・ほぉぉ)。。。。。”

・・・ヒッチコック監督が三角関係・・・いかん、イメージができない。

fogler.jpg誰が監督するのか書いてませんが、ヒッチコック役はダン・フォグラー。この人、舞台俳優さんですね。「The 25th Annual PutnamCounty Spelling Bee」という芝居に出演して、2005年度トニー賞助演男優賞(ミュージカル)を獲得しています。受賞時点で無名だったものの、かなり力のある俳優さんらしい。その他、ユアン・マクレガーなども出演するらしいのですが。


どうなんでしょう、これ。(だめなにおいがぷんぷんするけど・・・)

快挙か、はたまたとんでもない暴挙か? 来年春を楽しみにしたいと思います(日本まで来いよー)


そういえば、”鳥”のリメイク話も出てます。マイケル・ベイ監督、ジュリエット・スノードン脚本。。。適当に期待しときます。
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2006年02月04日

ヒッチコックINDEX

当ブログの主役、ヒッチコック監督。
ヒッチコック作品とレビューインデックスを作成しましたのでぜひご覧ください。レビューへはタイトルのリンクから!

ヒッチコックINDEX

         
No. 年度 タイトル 出演 おすすめ度
01 1925 快楽の園 ヴァージニア・ヴァリ カルメリータ・ジェラティ
02 1926 山鷲 ベルンハルト・ゲッケ
03 1926 下宿人(未) アイヴァー・ノヴェロ マリー・オールト
04 1927 ダウンヒル アイヴァー・ノヴェロ ベン・ウェブスター
05 1927 ふしだらな女(未) イザベル・ジーンズ ロビン・アービン
06 1927 リング(未) カール・ブリッソン リリアン・ホール=デイヴィス
07 1928 農夫の妻(未) ジェームソン・トーマス リリアン・ホール=デイヴィス
08 1928 シャンパーニュ(未) パティ・ボルファー ゴードン・ハーカー
09 1929 マンクスマン(未) カール・ブリッソン マルコム・キーン
10 1929 ジュノーと孔雀(1929) バリー・フィッツジェラルド メイア・オニール
11 1929 恐喝(ゆすり)(未) アニー・オンドラ サラ・オールグッド ★★★☆☆
12 1930 殺人! ハーバート・マーシャル ノラ・ベアリング
13 1931 リッチ・アンド・ストレンジ(未) ヘンリー・ケンドール ジョーン・バリー
14 1931 スキン・ゲーム(未) エドマンド・グウェン ジル・エズモンド
15 1932 第十七番(未) レオン・M・ライオン アン・グレイ
16 1933 ウィーンからのワルツ ジェシー・マシューズ
17 1934 暗殺者の家 レスリー・バンクス エドナ・ベスト ★★★★★
18 1935 三十九夜 ロバート・ドーナット マデリーン・キャロル ★★★★☆
19 1936 間諜最後の日 ジョン・ギールグッド パーシー・マーモント ★★★★☆
20 1936 サボタージュ(未) シルヴィア・シドニー オスカー・ホモルカ ★★★★☆
21 1937 第3逃亡者 デリック・デ・マーニイ ノヴァ・ピルブーム ★★★★★
22 1938 バルカン超特急 マーガレット・ロックウッド マイケル・レッドグレーヴ ★★★★★
23 1939 巌窟の野獣 チャールズ・ロートン モーリン・オハラ
24 1940 レベッカ ローレンス・オリヴィエ ジョーン・フォンテイン ★★★★★
25 1940 海外特派員 ジョエル・マクリー ラレイン・デイ ★★★☆☆
26 1941 断崖 ジョーン・フォンテイン ケイリー・グラント ★★★☆☆
27 1941 スミス夫妻 キャロル・ロンバード ロバート・モンゴメリー
28 1942 逃走迷路 ロバート・カミングス プリシラ・レイン ★★★★☆
29 1942 疑惑の影 テレサ・ライト ジョセフ・コットン ★★★★☆
30 1944 救命艇(未) タルーラ・バンクヘッド ウィリアム・ベンディックス ★★★★☆
31 1945 白い恐怖 イングリッド・バーグマン グレゴリー・ペック ★★★★☆
32 1946 汚名 ケイリー・グラント イングリッド・バーグマン ★★★★★
33 1947 パラダイン夫人の恋 グレゴリー・ペック アリダ・ヴァリ ★★★★☆
34 1948 ロープ ジェームズ・スチュワート ファーリー・グレンジャー ★★★★☆
35 1949 山羊座のもとに(未) イングリッド・バーグマン ジョセフ・コットン ★★★☆☆
36 1950 舞台恐怖症(未) マレーネ・ディートリッヒ ジェーン・ワイマン ★★★☆☆
37 1951 見知らぬ乗客 ファーリー・グレンジャー ロバート・ウォーカー ★★★★★
38 1953 私は告白する モンゴメリー・クリフト アン・バクスター ★★★★☆
39 1954 ダイヤルMを廻せ! レイ・ミランド グレイス・ケリー ★★★★☆
40 1954 裏窓 ジェームズ・スチュワート グレイス・ケリー ★★★★☆
41 1955 泥棒成金 ケイリー・グラント グレイス・ケリー ★★★★☆
42 1955 ハリーの災難 エドマンド・グウェン ジョン・フォーサイス ★★★☆☆
43 1956 間違えられた男 ヘンリー・フォンダ ヴェラ・マイルズ
44 1956 知りすぎていた男 ジェームズ・スチュワート ドリス・デイ ★★★★★
45 1958 めまい ジェームズ・スチュワート キム・ノヴァク ★★★★★
46 1959 北北西に進路を取れ ケイリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ★★★★★
47 1960 サイコ アンソニー・パーキンス ジャネット・リー ★★★★★
48 1963 ティッピー・ヘドレン ロッド・テイラー ★★★★★
49 1964 マーニー ショーン・コネリー ティッピー・ヘドレン ★★★★☆
50 1966 引き裂かれたカーテン ポール・ニューマン ジュリー・アンドリュース ★★★★☆
51 1969 トパーズ フレデリック・スタフォード ダニー・ロバン ★★★☆☆
52 1972 フレンジー ジョン・フィンチ バリー・フォスター ★★★★★
53 1976 ファミリー・プロット カレン・ブラック ブルース・ダーン ★★★★★
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2005年11月15日

定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー

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star映画制作にとっての逸品の書!
starヒッチコックのこだわりとトリュフォーの情熱に感服

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実は今まで人のを借りていたのですが、自分用に買いましたるんるんグッド(上向き矢印)(いや、これは商品じゃないんで売りませんよ)

当ブログのヒッチコック関係のレビューでも引用させていただいてます。映画好きの方にはご存知の方もたくさんいらっしゃいますよね。ヒッチコックのバイブル。映画書の原典。”定本 映画術”。フランソワ・トリュフォーがヒッチコックにインタビューし、ヒッチコック自身が彼の作品を解説しつつ映画に関する哲学・こだわり・方法論を語りつくします。

そういう本なので、一気に読めないんですよ、この本。読んじゃうと観てない作品までネタバレしてしまいます(なんせ解説してるのは本人ですからね)。

ということで、DVD観ては本を読んで、「なるほどねぇ」と感心してはまた映画観て愉しんでます^^。

とにかく、映画好きならこれを読まずして何を読むっexclamation×2


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posted by FROST at 22:17| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | ヒッチコック関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

ヒッチコック監督、映画のストーリーってなんですか?

hitchcockeigajishin.jpg

自分にとって映画を評価する尺度として重要なのは、”ストーリー”が秀逸かどうかが第一。でも、映画のストーリーの良し悪しってなんなのさ?ということが引っかかっていました。

小説と映画のストーリーは何が違うのでしょう。最近読んでいる「ヒッチコック映画自身」という本に、監督自らストーリー作りに関する考え方を語っていますので、引用しつつ考えて見ました。


「私たちにはまずストーリーが必要だ」


そうでしょうね。”映画は映像とその見せ方が命であって云々で”と力説してくれる友人もいるのですが、やっぱりどれだけ撮影技術とか特撮とかすごくてもストーリーが陳腐なものは観たくない、観られない。と、私、思うわけです。
そこで、ヒッチコック監督、映画に使うストーリーを探すわけですが、


「この次こそはストーリーで苦労しないぞ、でき合いのストーリーを買ってすますんだと毎回思う」

「しかし、それですんだ試しなど一度もない」



映画に関してはこだわりの権化のようなヒッチコックがありもので済ませたいと考えていたというのは興味深い。よっぽどストーリー作りに苦労していたんでしょうね。でも、ヒッチコックのメガネにかなうストーリーがそうそう転がっているわけもありません。そうすると、監督はどうやって自分の映画のストーリーを作り上げるんでしょうか。


「映画のストーリーを探すときは、書評を丹念に読む 。本の全体を通読することはない。 」

「通読してしまうと小説としての内容に満足しすぎて、本の単なる映像的再現になってしまう。」



ということは面白い小説であればあるほど本に引っ張られてしまって、映画のストーリーとしては不向きであるということになるのでしょうか???。あ、でも「全体は読まない」といっているわけですから、そうじゃないですね。映画のストーリーを本に求めていることは間違いないようですが、それではヒッチコックは本から何を読みとているのでしょう。


「映画に欲しいのはストーリよりもそのアイデアである。 」

「アイデアさえ与えてくれれば、いつでもストーリーに仕立て直して返して差し上げられる。」



ヒッチコックが大量の書評を読み漁りながら探しているのは、彼の映画のための”アイデア”でした。そうすると、小説のストーリー、いわゆる”物語”はさほど重要ではないということですね。でも待ってください。そうすると、アイデアの羅列になってしまうんじゃないでしょうか。何度も言いますけど、記述の断片を斬新っぽい映像で仕立ててずらっと羅列して、”ほら、すごいだろ。どう解釈するかはあんた次第だよ。ふふ”みたいな映画は苦手なんです。ヒッチコックの映画は決してそんな風には見えないんですけど。


「小説の一部から映画の中心主題を得る。主題を決めたら、そこから意識的であろうと無意識的であろうとただの一分たりとも観客の心をそらすことがあってはならない。」

「正しい映画作りとは、フィルムの一巻目で問題提起となるひとつの中心主題を提示する。それは劇の展開を見守る観客の注意を十分につなぎとめるだけの魅力を持ち、極力単純なほうが良い。」



きわめてテーマ(主題)重視だったんですね。小説の物語の枝葉を徹底的に切り落として、観客に訴えかけるテーマをクリアに問題提起するということには非常に納得できます。イギリス時代の代表作「三十九夜」の中心主題は、”男は窮地を脱するか?そして脱するとしたらどのようにしてか”であるとヒッチコックは語っています。わかりやすいですね。優れたテーマを発見できたら、映画の土台はがっちりとと出来上がるわけですね。では、土台にどのようなお化粧を施してあの魅力的な映画が出来上がるのでしょう。どうも二つ大切なことがあるようです。


「これまでにつくられたどの映画にも共通して認められる普遍的な要素を含める余地を作っておかなくてはならない。
すなわち、色気・サスペンス・ロマンス・魅力・ドラマ・感動・・・・・」


「映画のストーリの難しさは、ストーリーを視覚的に表現することである。せりふで説明しても意味がない。見てわかることが必要なのである。映画は第一義的には視覚芸術である。」


主題・テーマに沿ってストーリーを映画用に書き直すということですね。わかりやすく魅力的な土台の上に、サスペンスやロマンスを視覚的(演技、大道具・小道具、背景、映像、撮影手法などなどでしょうか)に表現する要素を積み重ねていき、映画全体としての魅力を作り上げていくということのようです。

この時点で、もともとの小説と映画のストーリーはかなり違っていることもありうるのでしょうね。それはそれで、映画作り上不自然なことではないのでしょう。”原作か?映画か”なんてこともよく話題になったりしますが、原作と同じだとか違うとかということ自体にはあまり意味がないのかもしれません。要は”映画”と”小説”という、それぞれの表現形式に沿って、どれだけ主題に対して優れた表現ができたかの問題だと。そういうことのようです。


そんなことを考えつつ、昼休みに古書店をぶらついていたのですが、ふと、「自分の目で映画と原作を徹底比較してみよう、そしたらヒッチコックの言ってることが肌でわかるかも」。なんて思いついたんで、映画の原作小説5冊買ってきました。5冊210円(ってところが貧乏くさい)。うまく書ければカテゴリー化いたしまするんるん




(出典:ヒッチコック映画自身/アルフレッド・ヒッチコック シドニー・ゴットリーブ 鈴木圭介訳/1999年筑摩書房刊)



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posted by FROST at 18:09| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | ヒッチコック関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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