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2005年10月20日

#0006『間諜X27』ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督 1931年アメリカ

dishonored_1.jpg
”Dishonored”

監督: ジョセフ・フォン・スタンバーグ Josef von Sternberg
脚本: ダニエル・N・ルービン Daniel N. Rubin
    ジョセフ・フォン・スタンバーグ Josef von Sternberg
撮影: リー・ガームス Lee Garmes
 
出演: マレーネ・ディートリッヒ Marlene Dietrich
   グスタフ・フォン・セイファーティッツ Gustav Von Seyffertittz
   バリー・ノートン Barry Norton
   ヴィクター・マクラグレン Victor McLaglen
   ワーナー・オーランド Warner Oland


ネタバレ注意!

「私は生きることを恐れていないわ。死ぬことも同じよ。」

第一次大戦さなかのウイーン。マレーネ・ディートリッヒ扮する娼婦は冒頭こうつぶやきます。軍人であった夫を亡くし、娼婦に身を落としながらも国に対する忠誠をなくしていません。その忠誠心を買われて、オーストリアのスパイX27となったディートリッヒは一流の腕を発揮し、オーストリア軍内部の裏切り者を摘発。彼が通じていたロシア軍の大物スパイH14を追うことになります。

一度はH14に捕らえられ窮地に立たされますが、土壇場の機転で立場は逆転。彼女はロシア軍の重要機密を持ち帰ることに成功し、その情報を元にロシア軍は敗走。H14は捕らえられ、スパイとして処刑が確定します。

戦いの中で彼を愛する様になってしまったX27は尋問中に彼の逃亡を助けたことにより、軍法会議で反逆罪に問われ死刑。何の後悔も恐れもなく毅然とした態度で死を迎えます。


間諜X27.jpgスタンバーグ監督が”ディートリッヒのためだけに作った映画”といわれている作品です。

本作のマレーネ・ディートリッヒはすばらしく、冒頭のずれたストッキングを直すしぐさから最後に自分に向けられる銃口の前で口紅を塗りなおすシーンまで、その魅力には圧倒されます。(使用人に変装してスッピンに近いディートリッヒも見ることができます)。

でも、だからといってストーリーが陳腐なわけではなく、ヴィクター・マクラグレン扮するロシアの情報将校H14との丁々発止のスパイ合戦もサスペンスとして十分楽しめます。

彼を逃がしたあとの彼女のサバサバした態度を見ていると、彼女にとっては愛のために死ぬことなどなんでもないことなのだということがわかります。祖国に対する忠誠心からスパイとなったのでもなかったのではないでしょうか。国への忠誠のために死んだ亡き夫への愛が彼女を国のために働かせた理由だったのではないかと思います。敵国ロシアの将校を愛してしまった以上、当然任務より愛を優先するのは彼女にとっては当たり前の行為だったのでしょう。自分の信念を貫いた潔い女の生き様・死に様の映画だと感じました。


改めて、マレーネ・ディートリッヒのファンになってしまったので、
評価は星5つ★★★★★
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この作品DVDはでないんですかね・・・

間諜X27(1931) - goo 映画

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posted by FROST at 15:06| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | OLD:アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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