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2006年03月12日

#0066『ファンタスティック・プラネット』ルネ・ラルー監督 1973年フランス・チェコ

planete_sauvage.jpg
”LA PLANETE SAUVAGE”

監督:ルネ・ラルー Rene Laloux
製作:サイモン・ダミアーニ Simon Damiani
アンドレ・ヴァロ=カヴァグリオーネ Andre Valo-Cavaglione
原作:ステファン・ウル Stefan Wul
脚本:ローラン・トポール Roland Topor
ルネ・ラルー Rene Laloux
撮影:ハポミル・レイタール
ボリス・パロミキン
音楽:アラン・ゴラゲール Alain Goragu


あらすじ
惑星イガムでは、巨大宇宙人ドラーグ人が人間をペットとして飼っている。人間の子供テールはドラーグ人の少女ティバに育てられ、彼らの学習装置により高度な知識を身につける。やがて、成長したテールは学習装置を持って脱走し、反ドラーグの人間たちのリーダーとなっていく。

みどころ
予告は真昼の決闘ですが、ルネ・ラルー監督のカルト的アニメ映画「ファンタスティック・プラネット」を入手しましたので観てみました。

幻想的なローラン・トポールのイラストを切り紙アニメで映画化した作品。巨大で無表情なドラーグ人に対して、悲しそうな顔の小さな人間たちがいかにも弱々しい。不思議な生物(この造形がまた絶品)が生息する惑星の描写やドラーグ人の生態など、なんともいえない画像としての魅力を持っています。切り紙アニメ独特のカクカクとした動きもこの作品の雰囲気には適していますね。実に摩訶不思議な世界観。

(ちょっと見てみたい人はこちらを→ヴィジュアル・アンティーク・ショップ「アリア」さんのサイト

ルネ・ラルーはもともとはアニメにかかわる人ではなく、ある村で、バカンスに出かけた精神科医の友人の代役として、絵画や影絵のようなものを使った精神療法を試み、その過程でアニメーションに深くかかわるようになったということです。

この作品の製作に対するラルーとアニメスタッフ(チェコのイジー・トルンカスタジオ)のこだわりはすさまじく、背景画の上に直接登場人物の絵を乗せて撮影する方法で作られており、実に4年の歳月をかけて完成。画面としてみたときの自然な美しさは特筆もので、マニアの間では「あのトポールの絵がそのまま動く!」として驚嘆のまなざしで迎えられました。1973年のカンヌ国際映画祭特別賞獲得、パルムドールにノミネート。

個人的には
アニメ作品ってあまり見ません。なので、当然この作品も全然知りませんでした。

が、この作品痛く気に入りましたね。その理由は多数登場するわけのわからない生物。なんとも素敵。古くはずいぶん昔に読んだ手塚治虫「火の鳥」(宇宙編?)に出てくる生物とか、SFなどに登場する変な生物の絵に妙に魅力を感じるのですよ。

特に、学習装置によって知恵をつけた人間が道具を使って初めて鳥の化け物を倒しますが、この鳥!上のアリアさんのイラスト集では右下に映ってるやつですね。あのぎざぎざの口で人間が住んでいる建物の屋根を破って、その穴からありくいみたいに長い舌を差し込んでくっついた人間食べてます。妙に合理的でグロテスクなところが実にGOOD。素敵だと思いませんか?(思わないか・笑)

おすすめ度
★★★★☆

次回は、本筋に戻って真昼の決闘です^^




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posted by FROST at 16:40| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | OLD:フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ファンタスティック・プラネット(1973/フランス=チェコ/監督:ルネ・ラルー)
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