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2006年02月09日

#0055『大いなる西部』ウィリアム・ワイラー監督 1958年アメリカ

big country.jpg
”THE BIG COUNTRY”

監督: ウィリアム・ワイラー 
    William Wyler
製作: ウィリアム・ワイラー 
    William Wyler
原作: ドナルド・ハミルトン
脚本: ジェームズ・R・ウェッブ 
    James R. Webb
    サイ・バートレット Sy Bartlett
    ロバート・ワイラー Robert Wyler
撮影: フランツ・F・プラナー Franz F. Planer
音楽: ジェローム・モロス Jerome Moross
タイトルデザイン: ソウル・バス Saul Bass
 
出演: グレゴリー・ペック Gregory Peck
    チャールトン・ヘストン Charlton Heston
    ジーン・シモンズ Jean Simmons
    キャロル・ベイカー Carroll Baker
    バール・アイヴス Burl Ives
    チャールズ・ビックフォード Charles Bickford
    チャック・コナーズ Chuck Connors
    アルフォンソ・ベドヤ Alfonso Bedoya


あらすじ
ジム・マッケー(グレゴリー・ペック)は、船乗りをやめ牧場主の娘パット・テリル(ベイカー)と結婚するために西部の町にやってきた。そこは、町の大物マラガンが遺した豊かな水源ビッグ・マディをめぐってテリル家とヘネシー家が争っていた。暴力を嫌うマッケーは荒っぽい西部の男たちから臆病者と嘲られ、パットにも愛想をつかされる。そんな時ビッグ・マディの持ち主であり、マラガンの孫娘ジュリー(ジーン・シモンズ)がヘネシー一家に連れ去られる。一触即発の両家の対峙。マッケーはジュリーを救うため、単身ヘネシー一家に乗り込んだ。

みどころ
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↑やっぱりこれです。地平線まで続く大平原を見るとなんともいえない幸せな気分になります(田舎育ちのせいですけどね)。

それだけで結構気に入ってしまうこの作品ですが、家同士の因縁の対決とそこにやってくるぜんぜん世界の違う男、しかもその男が実はスーパーヒーローというこの上なくわかりやすいストーリーが、これだけの大自然の中で繰り広げられると、とっても魅力的に見えてきて楽しいですね。

ヘネシーの息子バック(チャック・コナーズ:漫画みたいな顔でGOOD)やテリルの牧童頭スティーブ(チャールトン・ヘストン・若っ)などの粗暴なキャラクターもちゃんと配置されていて主人公に絡んできます。この二人との大立ち回りに十分時間をかけてアクション面も押さえていますね。

父と娘の仲がべたべたに良い上品で金持ちのテリル親子と、親父が息子に「いつか殺してやる」と吼えるようなハードな親子関係の粗暴な貧乏人ヘネシー親子。ところが、頭首である親父だけを比較するとヘネシーの暴力親父のほうが人間としてまちがいなく格上。このあたりのキャラ設定のおかげで、両家の争いを単純な善悪の戦いにしていないあたりも大変興味深い。

ロケーション設定、ストーリー、キャラクタ、ばっちりかみ合ってると思いますよ。

あとは、あれですよ。音楽最高。

個人的には
グレゴリー・ペックは線が細いのか芸達者なのか。そりゃあ、これだけの大役者ですからね、線の細さも演技のうちだとわかっちゃいますが、グレゴリー・ペックの演技の幅ってどのくらいあるんだろう??っていうのが観てみたいわけです。

ということでこの作品ですが、目泳いでないですね。よかったです。非暴力主義ゆえ臆病者かとも思わせるところが笑えます。優男(やさおとこ)系であることは間違いないので、グレゴリー・ペックの
キャラクターをうまく生かしたキャスティングですね。線の細さばかりではないということはわかってきましたが、もっといろいろな役柄のグレゴリー・ペックを見てみたい。

個人的に不思議なのはこの映画、興行的には失敗。ハリウッドメジャーから独立したグレゴリー・ペックをかなり苦しめたらしい(確かにこれと”白鯨”が連発でこけたら大ショックではありましょう)のですが、なんででしょう。面白いのに。ラストがやっぱりちょっとだめなのかなぁ。

おすすめ度
★★★★☆

グレゴリー・ペックをもう一本。西部劇の”白昼の決闘”か”マッケンナの黄金”を観たいところですが、タイミングよく手に入りません。ということで”紳士協定”、今度はユダヤ人問題に挑むジャーナリストです。




大いなる西部
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posted by FROST at 22:54| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | OLD:アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この作品のチャールトン・ヘストンが好きなんですよ、私は。

彼は(基本的に)大根役者なのですが、そこが西部の男のぼくとつさを出していて良かったですね。

東部の男が西部に来て、と言うのがこの作品ですが、逆に西部の男が東部行って・・・と言うのは、ロック・ハドソンの「ジャイアンツ」ですね。
Posted by NOBI at 2006年02月10日 20:21
NOBIさん、こちらにもコメントありがとうございます。チャールトン・ヘストンはついに最後まで表情が変わりませんでしたね・笑 最後の男としての選択が良かったですね。今西部劇シリーズ展開中なのでジャイアンツもいずれ見ます^^
Posted by FROST at 2006年02月11日 17:13
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Excerpt: 大いなる西部」1958/アメリカ/ウィリアム・ワイラー/167min (モンココ/playt11掲載)やいやい、メンズココのコーナーだぞ!ココちゃんは生ぬるい映画ばかり紹介するから、モン様が「オトコ」..
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Tracked: 2006-08-04 17:16
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