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2006年02月03日

#0053『救命艇』アルフレッド・ヒッチコック監督 1944年アメリカ

lifeboat.jpg
”Lifeboat”

監督:アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock
製作:ケネス・マッゴーワン Kenneth MacGowan
原作:ジョン・スタインベック John Steinbeck
脚本:ジョー・スワーリング Jo Swerilng
撮影:グレン・マックウィリアムズ Glen MacWilliams
 
出演:タルーラ・バンクヘッド Tallulah Bankhead
   ウィリアム・ベンディックス William Bendix
   ウォルター・スレザック Walter Slezak
   メアリー・アンダーソン Mary Anderson
   ジョン・ホディアク John Hodiak
   ヘンリー・ハル Henry Hull
   ヘザー・エンジェル Heather Angel
   ヒューム・クローニン Hume Cronyn
   カナダ・リー Canada Lee



あらすじ
貨物客船がドイツ軍との交戦に巻き込まれ、砲撃を受けて沈没。生き残った乗員乗客は一艘の救命艇に乗り合わせる。その救命艇にドイツ砲艦の乗組員が助けあげられるのだが…

みどころ
全編が一艘のボートの中で繰り広げられる密室劇。いわゆる極限状態ものです。
ポイントは乗り合わせたドイツ兵の存在。遭難という状況で、迫り来る死と戦いエゴが爆発…、というよりもドイツ兵を巡る様々な思惑がメインとなっており、簡単に言うとボートの中でミニチュアの戦争してるわけです。

そういう筋立てなのでドイツ兵が強くないと映画が成り立たないのですが、これがまた見事なキャラ。よく映画にでてくる切れ者のドイツ軍人(決まってオールバック)という感じではなく、頭ボサボサのおデブで気持ち良さそうに歌なんか歌うんですが、実は知略縦横、技術もあり肝の座り具合も見事。じわじわと明らかになっていく彼の正体が実に不気味で見応えがありました。

それでもアメリカ映画ですから、当然ドイツに勝つわけですが、ドイツ兵との決着は4・50年代の作品には見られない過激さ。いいんですかこれって感じ。戦争ヒステリーがシナリオに反映されたものか戦意昂揚を狙ったものかわかりませんが、厳しいことで有名だった当時の映倫を良くバスしたものです。最近の映画ではどうってことない平凡なシーンですけどね。

あと特筆はこの作品のヒッチコックカメオ。全作品中でも傑作のひとつでしょう。なんと新聞のダイエット広告(の使用前)のイラストで出演です・笑

個人的には
女優陣に魅力が乏しくいまひとつ没入出来ないんですよね。主役のコニーの持ち物がどんどんなくなっていったり面白くはあるんですけど。役者に魅力がないとエピソードが映えません。前回の”逃走迷路”とは逆で、ストーリーはまずまずながら役者がいまひとつ。

おすすめ度
★★★★☆


次回は、アリダ・ヴァリ&グレゴリー・ペック、”パラダイン夫人の恋”


救命艇 特別編
B000CMNLWUタルラー・ハンクヘッド アルフレッド・ヒッチコック ウィリアム・ベンディックス

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※ファーストトレーディングの500円DVDで見ましたが、特に画質等問題ありませんよ。

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posted by FROST at 23:17| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | OLD:アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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映画評「救命艇」
Excerpt: ☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1943年アメリカ映画 監督アルフレッド・ヒッチコック ネタバレあり
Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
Tracked: 2006-05-30 13:56
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